J.C.ライエンデッカーのオマージュ覚書

J-C-Leyendecker

20世紀前半アメリカ稀代の広告画家J.C.ライエンデッカーのイラストについて、稀ですがオマージュ/パロディを見かけたり教えていただいたりするようになりました。少ないながらもここにまとめておきます。

特定のイラストのオマージュ

左『私を月まで連れてって!2』Kindle版、右『The Saturday Evening Post June 3 1905』from SEP Archive

『私を月まで連れてって!』読んでいてびっくりしてしまいました。

ちなみに右の元イラストは小説の一場面で、「恐竜の着ぐるみを着た女学生が『ローエングリン』と『ラインの黄金』の活劇をしようとしたところ川に落ちてしまい、主人公に引き上げられる」シーンです。謎な長編作品チョイスですが、当時流行っていた活劇の脚本があったのかもしれません。The Suturday Evening Postのデジタルアーカイブで読めます。

左『Deadpool Vol.4 #25』Cover by Mark Brooks、右『The Saturday Evening Post Jan 2 1937』from SEP Archive

JCLが毎年描いていたNew Year Babyのパロディです。

特定のイラストのオマージュではない

『The Sting』Poster from Internet Archive

『スティング』の小説のカバーに使われており、見かけて嬉しくなりました。服の皺などがとてもJ.C.ライエンデッカー風に思えるのですが、絵に詳しくないので断言はできず。

『Kick-Ass Vol.3 #6』Cover by Jerome Opena

こちらは誰風とも言い難いですが、少なくともSEP風ではあるので置いておきます。

J.C.ライエンデッカートーン、ついにMCUデビューですね。

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