眉がしっかりしているお顔が好きなので確認した。
とても端整な顔だちをしていた。白く透けるような肌。くっきりと黒い眉(ただし、いまはしかめっ面なので、つけ根が寄っている)
『鏡の中は日曜日』ユキ
智子は美しかった。襟元で切りそろえられたショートボブのつややかな黒髪。白く透けるような肌に、くっきりと黒い眉。
『鏡の中は日曜日』智子
濃い眉が魅力的な女子大生で、まだあどけない少女の可愛らしさを残していた。
「榁」(『鏡の中は日曜日』併禄)学生時代の綾子
赤みがかった髪を短く切りそろえ、大きな瞳の整った顔だちに、いかにも意志の強そうな濃い眉が、くっきりと弧を描いている。服装のせいもあったが、美少女というより、美少年という形容のほうがふさわしい容貌だった。
『美濃牛』窓音
きれいな子だ、というのが第一印象だった。顎が尖り、濃い眉と両目が心もちつり上がって、面だちを猫に似せていた。
『ハサミ男』樽宮由紀子
首筋のあたりまでのショートヘア。眉はくっきりと濃く、鋭角的に上がっている。やさしそうな両目。上唇が少しめくれ上がった口元。ふっくらした頬。知夏はとても美しかった。
『ハサミ男』千夏
・上記のうち、智子とユキは似ているという設定があるため、別の事例としてカウントするのは間違いかもしれない。
・眉が細いという描写がある大人の綾子は、地の文では美人と書かれていない。眉描写のない女性(『黒い仏』瑠美子、『キマイラの新しい城』ルミ)も同様。
・電書じゃないので拾い漏らしがあるかも。
・『子どもの王様』、『殊能将之 未発表短篇集』は眉描写無し。
以上、