AO3のSkin機能

Fan-Culture

AO3(the Archive of Our Own)にはSkin機能があり、アカウントを持つユーザーであれば、サイトの外観を大きくカスタマイズできる。

Skinの種類

AO3におけるSkinとは、Webサイトの外観を変えるための機能だ。

AO3のSkinには、Work Skin(作品スキン)とSite Skin(サイトスキン)の2種類がある。

Work Skinは、投稿者用の設定であり、作品の外観を変える。

Site Skinは、閲覧者用の設定であり、サイト全体の外観を変える。

■Work Skin

Work Skinは、 Hi, ユーザー名! >My Dashboard >Skins >My Work Skins >Create Work Skin より作成できる。

作成したWork Skinは、作品投稿編集画面で作品ごとに選択する。

自分でWork Skinを書く

例1

例えば、Work Skinに下記のように記載すると、行間の詰まりが改善される。

#workskin p {
line-height: 1.8em;
}
デフォルトの行間。やや詰まり気味。
調整後の行間。小説投稿サイトとしては標準的。

例2

例えば、Work Skinに下記のように記載し、

#workskin .my-favorite-orange {
color: #ff4500;
}

投稿本文に下記のように記載すると、

<span class=“my-favorite-orange”>このテキストがオレンジになります</span>

マークアップした箇所がオレンジで表示される。

ユーザー公開のWork Skinを利用する

自分で一から書かずとも、ユーザーが作成し公開しているWork Skinを利用できる。例えば、下記のようなWork Skinがある。

ふりがなを作成

レトロなiMessage風

ゲームブック

Twitter風

Wikipedia風

メールサービス風

Google検索風

Disco Elysium風

Site Skin

Site Skinは、 Hi, ユーザー名! >My Dashboard >Skins >My Site Skins >Create Site Skin より作成できる。

作成したSite Skinは、Useボタンを押すことで設定される。

自分でSite Skinを書く

例1

Site Skinに下記の通り記載すると、関係性タグを非表示にすることができる。

li.blurb .relationships {
display: none;
}

例2

Site Skinに下記の通り記載すると、タイトルロゴを非表示にできる。

#header h1 img {
display: none;
}

このようなコードの組み合わせで、外観をカスタムすることが可能だ。例えば筆者は、下記のような外観でAO3を閲覧している。

個人で作ったSite Skinを適用してある。
こちらはデフォルトのSkin

ネタバレを極限まで避けたい場合は、注意書き、関係性タグ、キャラクタータグ、その他のタグ、あらすじ、コメント数などのメタ情報を全て非表示にでき、便利。

公式で用意されたSite Skinを利用する

公式で用意されているSite Skin(Public Site Skin)を選択することもできる。

幾つかは、フッターのCustomizeから設定することができる。

Work SkinよりもSite Skinが優先される

Work SkinよりもSite Skinが優先される。また、閲覧者はHide Creator’s Styleボタンを押すことで、Work Skinを非表示にすることもできる。

よって、Skin機能を利用する投稿者は、自分の意図通りにユーザーに表示されない可能性があることを意識する必要がある。

参考

作品投稿のチュートリアル(日本語)

スキンについて(英語) そのうち日本語訳も来ると思います。

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