J.C.ライエンデッカーの手紙について覚書

J-C-Leyendecker

JCLの手紙って?

ノーマン・ロックウェル美術館のサイトに、J.C.ライエンデッカー(以下JCL)の手紙が掲載されている

ショウ著の『J.C.Leyendecker』に掲載されている手紙はタイプされたものなので、この手紙はJCLの筆跡を知ることができる貴重な資料だ。また、1945年にJCLがノーマン・ロックウェルに送った手紙として、2人の仲を推し量ることのできる資料でもある。

ただし、個人的に綴字の読解が苦手なので、読むのにとても時間を要した。また、読めた内容が正確かもわからない。下記に読み取れた内容をタイプしておくので、間違っている点に気づいたらご指摘ください。

手紙

Dear Norman
Many thanks for your wording of that letter. It was good to hear from you again, and wish I could have been with you when visiting Josephine and Henry.
New Rochelle is not the same since all our old friends have gone and I hope the ban on travel may soon be lifted and we may look forward to seeing you and Mary again.
It goes without saying that I follow your work in the magazines. It is always tops. it is a pleasure to turn to one of your pictures, that even the reproduction shows all the quality and depth of the original painting.
We are still moving [?] trees this spring, but will soon be forced to quit, as most of them have grown to enormous properties.
Here often I suppose I’ll have to content myself with [?] puttering around with flowers. My kindest regards and best wishes to you all.
Sincerely Joe.
Beach sends his best.


JCL to Rockwell on April 22, 1945, acc. no. ST.1976.20030.4.8, NRM Archives.

[拙訳]

親愛なるノーマン


先の手紙のお言葉に感謝します。ご連絡いただき嬉しいです、あなたがジョセフィーヌとヘンリーを訪ねるときに私も一緒にいられたらよかったのですが。
昔の友人たちがみんないなくなってしまったので、ニューロシェルは以前とは違ってしまいました。私たちは早く旅行禁止令が解除されて、あなたとメアリーにまた会えるのを楽しみにしています。
言うまでもありませんが、雑誌であなたの作品を追っています。いつも最高ですね。あなたのイラストレーションを見ると、複製であっても原画の質と深みが感じられ、いつも嬉しい気分にさせられます。
今年の春も[?]木を移動させていますが、ほとんどの木がとても巨大に育ってしまったので、すぐにやめざるを得なくなるでしょう。
私は[?]花をいじることで満足するしかないのだろうか、とたびたび思ったりもします。
皆さんにお達者でお過ごしください。


ジョーより

ビーチからもよろしくと言付かりました。


JCL to Rockwell on April 22, 1945, acc. no. ST.1976.20030.4.8, NRM Archives.

内容について覚書

・ノーマン・ロックウェルが1930年に結婚した二番目の妻であるメアリーと、JCLは交流したことがある。

・JCLはノーマン・ロックウェルの写真を用いて絵を描くプロセスに批判的であり、また厳しいアドバイスをしたこともある(Norman Rockwell, My Adventures as an Illustrator)が、完成品は高く評価していたようだ。

・庭仕事が好きだったことは色んなところに記載されているが、これでも庭いじりに夢中になるJCLが読み取れる。

・ノーマン・ロックウェルはチャールズ・ビーチの下の名前を知らなかったが、この手紙からJCLがノーマン・ロックウェルの前ではビーチと読んでいたことが読み取れる。

・戦時中は旅行に制限がかかってたんですね。

・ロックウェル自伝『My Life as an Illustrator』paperback版166㌻「J.C.ライエンデッカーとは25年間友達だった」について、もしかしたら1920(初めて出会った日)〜1945年の25年間のことだったのかもしれません。だとすると、この手紙が最後のやりとりの一部だった可能性があります。しかし、ロックウェルがJCLと友人関係になったのが1920年のディナーだとすると、JCLが1920年当時開いていたはずのパーティについて伝聞かつ遠い過去としてしか語ってないことに違和感を感じます。

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